
戸隠の湧水スタンド
戸隠におこしの際は、ぜひお立ち寄り下さい。
戸隠宝光社のすぐ近くです。
2ℓ 100円 です。
※おこしの際は100円玉をご用意下さい。
※空のペットボトルも販売していますが、水筒や自前のペットボトルを用意して来ていただくのがいいと思います。
※10ℓ・20ℓといったポリタンクに汲んでお持ち帰りする方もいらっしゃいます。
販売機の使い方

1.100円玉挿入口に100円を入れます。
2.蛇口の先に容器の口を合わせます。
3,給水ボタンを押すと、すすぎ用の湧水が流れて止まりますので、その水で容器をすすぎましょう。
4.2回目に押した給水ボタンで2ℓ給水しますので、それを容器にためて下さい。
※この繰り返しになります。従いまして、2回目以降もすすぎ用の湧水が出ますので有効にお使いできます。
ミネラルウォーターの予備知識

● ミネラルウォーター
各種ミネラルや炭酸ガス等を多量に含む水。鉱泉水。最近は人工的につくられたものが多い。
● 軟水
無機塩類(カルシウム・マグネシウムなどの塩類)をほとんど含まない水。
● 硬水
カルシウム塩・マグネシウム塩を比較的多く溶解・含有している天然水。飲み水としてはあまり適さない。
● 波動水
科学的根拠ははっきりしないが、身体細胞の波動とマッチし、体に良いとされる水。まがいものも出まわっているようで賛否両論ある。
● 天然水
人為の加わらない自然のままの状態の水。
● マイナスイオン水
水に電圧が加わり、分子集団(クラスター)がさらに小さくなった還元水。体への浸透性が高いといわれる。
水の専門家もビックリ!大腸菌が検出されない超天然水

『戸隠の湧水』の水質は、水の専門家が調査しても驚くほどです。超軟水にして高波動の全国有数の名水です。
人の命をつなぐ水だからこそ、より良いより飲みやすいものを選び、美味しく毎日飲みたいものです。
そんな願いを持つ方々の健康の源に、是非信州戸隠の戸隠岩戸清水の『戸隠の湧水(天然水)』をお役立てください。
天の岩戸伝説

「むかしむかし、アマテラスノオオミカミ(天照大神)が、弟のスサノオノミコト(素戔鳴尊)の乱暴をとても怒って、天の岩屋へお入りになってしまいました。
すると世の中は真っ暗闇。様々な悪い神々が現れて、恐ろしいことや悲しいことが次々に怒り、世の中が乱れに乱れました。
大勢の神様たちは頭を悩ませ岩屋の前に集まり、アマテラスノオオミカミが岩屋から出ていただくにはどうしたらいいか相談をしました。
すると、オモイカネ(天八意思兼命)が言いました。
「そうだ、私たちが岩戸の前で踊ったり歌ったり楽しそうにしていれば、きっと『何をしているのだろう?』とお覗きになるにちがいない!」
と、神様たちは準備を始めます。
まずニワトリを集めて鳴かせました。
そしてとても踊りの上手いアマノウズメノミコト(天鈿女命)は、桶の上に乗って「トントン、トトトン」と楽しそうに踊り始めました。
すると他の大勢の神様たちも手を打って、賑やかな大宴会になりました。
オモイカネが「コケコッコー!」とニワトリの鳴き声をまねると、沢山のニワトリが一斉にコケコッコーと鳴きだしました。
それにしてもアマノウズメノミコトの踊りがあまりに面白いので、神様たちは大笑い。ついに一緒になって踊り出します。
一方、岩屋の中のアマテラスノオオミカミは外の楽しそうな騒ぎが気になって仕方ありません。
ついに堪えられなくなって、そっと岩戸をあけて外をご覧になりました。

そのとき岩戸の陰で待ち構えていたアメノタヂカラオ(天手力雄命)が岩戸に手をかけ、渾身の力で戸を開け、アマテラスノオオミカミを岩屋からお出しになったのです。
その瞬間、世の中は再び明るさを取り戻し、悪い神々は逃げていきました。
アメノタヂカラオはまた岩戸にお入りになってはたいへんと、岩戸を持ち上げ下界へ投げ捨ててしまいました。
岩戸はそのまま日本の真ん中に落ちたのですが、それが「戸隠山」であるというお話は、日本の神話となって語り伝えられるようになりました。
ちなみに登場人物であるオモイカネ(天八意思兼命)は戸隠神社の中社に祀られ、アマノウズメノミコト(天鈿女命)は火之御子社に祀られ、アメノタヂカラオ(天手力雄命)は奥社に祀られている神様達です。
戸隠はそんな神代のむかしから存在しているのです。
戸隠五社の神々
宝光社:天表春命
(あめのうわばるのみこと)
開拓・学問・技芸・裁縫・安産・女性、子供の守り神

火之御子社:天鈿女命
(あめのうずめのみこと)
音楽・芸能・縁結び・火防の神

中社:天八意思兼命
(あめのやごころおもいかねのみこと)
学業・商売・開運・厄除・家内安全・知恵の神

奥社:天手力雄命
(あめのたぢからおのみこと)
力・技芸・スポーツ・家内安全・開運招福・厄除・五穀豊穣・怪力の神

九頭龍社:九頭龍大神
(くずりゅうのおおかみ)
心願成就・虫歯・縁結び・水、雨乞いの神

戸隠に伝わる鬼女紅葉伝説

月岡芳年「平維茂戸隠山に悪鬼を退治す図」
『新形三十六怪撰』
平安時代のお話です。
奥州会津に笹丸と菊世という夫婦が住んでおりました。
二人の間に子はなく、なんとか子どもを授かりたいと思っていましたが、あるとき「第六天の魔王におすがりしなさい」と教えられ、さっそく身を清めてお願いすると、それはそれは美しい玉のような女の子を授かりました。
その子を呉葉と名づけ大事に育てましたが、呉葉の美しさといったら姿ばかりでなく、読み書き、和歌を作ったり、琴を弾くことにかけては天才的でした。
やがて呉葉の評判は広まり、親子三人は村を出て京都行くのでした。
呉羽は名を紅葉と改め、お琴を教えるようになりました。
ある暑い夏の夕方、今をときめく源経基公の奥方が四条河原に涼みに来ました。その帰り、ふと近くの家からとても美しい琴の音が聞こえてきたので、奥方は「ぜひもう一度聞かせてください」と頼みました。
それが縁となり、紅葉は経基公の奥方の一番女中に出世しました。
そして紅葉が琴の評判が経基公の耳にも入り、ある日、大勢の前で弾くことになりました。
紅葉は、日ごろから信仰していた第六天の魔王に成功を祈り、大成功を収めました。
ついには経基公にかわいがられるようになり、子どもまでできました。
すると紅葉は奥方が邪魔になってきて、奥方が病気になって亡くなるよう、毎晩第六天の魔王に祈りました。
しかし僧侶にその悪事が見つかり、紅葉たち親子三人は信州の戸隠に流され、荒倉山の岩屋に住むようになりました。
ところが罪人として流された紅葉でしたが、その美しさと、妖術を使って病人を治したり、裁縫や琴を教えたりしたので、村の人たちは紅葉を尊敬するようになりました。
暮らしが落ちつくと、紅葉の心にもう一度、京都へ帰って経基公に寵愛され、ぜいたくな生活がしたいと思うようになりました。すると、いつしか鬼の心が芽生え、一夜山の山賊たちを妖術で従え、悪事を働くようになりました。
その噂はついに京都の天皇の耳にまで達し、「鬼女紅葉を退治せよ」という勅命が平維茂将軍に言い渡されました。
維茂将軍は本陣を塩田(上田市)にかまえ、第一軍の総大将を河野三郎に命じ、鬼女退治に向かわせます。
ところが裾花川のほとりに来ると、突然、空が真っ暗になり、火の雨、大洪水が押し寄せ、河野三郎の軍はひとたまりもなく押し返されてしまいました。
敗戦の知らせをうけた維茂は、「紅葉ごとき女に何を恐れているのだ!」と怒り、第二軍を送りますが、成田左衛門が総大将の軍も火の雨と大洪水によってどうすることもできませんでした。
維茂将軍は、「もうがまんならん!紅葉め、私が退治してやる!」と剣をとり、作戦を練ります。
そして、別所の北向観音に17日間の断食の願をかけ、満願の朝に夢枕でもらった「降魔の利剣」を持って、鬼女の洞窟を襲いました。
観音様のお力か、突然の攻撃に妖術を使おうとした紅葉の体は硬くなり、術が使えません。
維茂は降魔の利剣で鬼女紅葉の首をはねました。
鬼の首は七回宙を飛び、空のかなたに消えました。そして鬼女紅葉の体は地上に倒れ、死んでしまいました。
「信濃なる北向き山の風さそい妖し紅葉は疾くと散りにけり」
維茂将軍はそう歌を詠みました。
このお話は、謡曲「紅葉狩」の題材にもなり全国に知られています。
そして戸隠村には、鬼女紅葉伝説にまつわる史跡や地名がたくさん残っています。
=>> 長野県地元作家 磐城まんぢう さん の小説 『錦秋の落陽』は、鬼女紅葉伝説を扱っています。
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